クリティカルシンキング（批判的思考）

① こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

企業の人事担当者様、こんな「考える力」に関する課題はありませんか？

• 社員が問題解決に取り組む際、感覚的・場当たり的な判断で進めてしまう
• 「イシュー（課題）」を正しく見極められず、根本的な問題解決に至っていない
• 論理的な説明ができず、周囲に納得感を与えられない
• 情報の整理や分析が苦手で、何から着手すればいいかわからない

これらの課題を解決し、論理的な思考をもとに効率的かつ効果的な問題解決を行えるようになるのが、クリティカルシンキング研修です。

② クリティカルシンキング研修の概要

クリティカルシンキング研修では、情報を正しく分析し、根本的な課題を見つけ出し、その解決策を論理的に導く力を養います。以下の要素を軸にしながら、各参加者がクリティカルシンキングを実践できるスキルを学び、現場で使える具体的な思考法を身につけます。

• クリティカルシンキングの基本理解：ただ批判的に考えるだけでなく、課題発見から解決までの論理的なプロセスを身につけます。
• 問題解決のためのフレームワークの活用：情報の整理や分析、意思決定に役立つ様々なフレームワークを学び、実践的な活用法を探求します。

③ クリティカルシンキングとは何か

クリティカルシンキングとは、物事を多面的に捉え、情報を論理的に分析し、最適な意思決定を行うための思考法です。

先入観や感情にとらわれず、客観的な視点で課題を見つけ、問題解決に向けた正しいアプローチを導き出すスキルであり、現代のビジネスパーソンに求められる重要な能力です。

④ クリティカルシンキングを実践するためのポイント

① イシューと枠組みと仮説の関係性
課題を解決する際に重要なのは、イシュー（課題）を見つけることと、それを解決するための枠組み、そして仮説の設定です。イシューの特定、枠組みの設定、仮説構築と検証を繰り返すことで、効果的な問題解決のプロセスを身につけます。

② MECEとは何か
MECE（Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive）は、漏れなくダブりなく情報を整理するための思考法です。情報を正確に分けることで、問題解決のための論点が明確になり、全体像を理解しやすくなります。研修では、MECEを使った情報の整理と分析を学びます。

③ フレームワークとは何か
問題解決において、情報を整理しやすくするフレームワークは欠かせません。SWOT分析や3C分析など、ビジネスの場面で活用できるフレームワークの種類や特徴を学び、それらを活用した論理的な思考の進め方を習得します。

④ イシューを発見する問いについて
課題発見のためには、適切な「問い」を立てることが必要です。ビジネスの現場で「どこに問題があるのか」「なぜそうなっているのか」を問い続けることで、本質的な課題を見つけ出します。研修では、効果的な問いの立て方をワークを通じて実践します。

⑤ 仮説の検証の重要性
仮説を立てるだけでなく、それを検証するプロセスが重要です。仮説の立て方や検証方法について学び、実際のケースを用いて仮説検証のプロセスを体験します。これにより、根拠に基づいた意思決定ができるようになります。

⑥ ケース問題
実際のビジネスシーンを想定したケース問題を使いながら、クリティカルシンキングを実践します。個人・グループでのディスカッションを通じて、仮説設定から問題解決までの一連のプロセスを体験し、思考力の向上を図ります。

⑤ クリティカルシンキングを身につけるメリット

個人としてのメリット

• 論理的に考え、根拠に基づいて意思決定を行えるようになる
• 問題解決のスキルが高まり、業務の効率化や成果の向上に貢献できる
• 多面的な視点で物事を捉えられるため、より広い視野でビジネスの課題に対応できる

組織としてのメリット

• 社員一人ひとりがクリティカルシンキングを実践することで、組織全体の問題解決力が向上する
• チームでの意見交換が論理的かつ建設的になり、意思決定のスピードと質が向上する
• 企業のビジョンや目標に対して、最適な戦略策定と実行が行えるようになる

⑥ 参加者の声

1人目｜20代 男性 管理職
これまで、課題の解決方法が漠然としていましたが、クリティカルシンキング研修で学んだ手法を使うと、問題の本質が見えやすくなり、効率的に解決策を導き出せるようになりました。

2人目｜30代 女性 管理職
MECEやフレームワークなど、論理的思考に必要なスキルを具体的なワークを通じて学べたことが良かったです。実際の業務でもすぐに使える内容ばかりで、とても有意義な研修でした。

3人目｜40代 男性 マネジメント食
普段の意思決定でなんとなく感じていた課題が、この研修でクリティカルに考える方法を学んだことで、より深く掘り下げて考えられるようになりました。チーム全体でのディスカッションも論理的になり、実践に役立っています。

⑦ カリキュラム

クリティカルシンキング研修は、半日から複数日にわたるカリキュラムを用意し、参加者のニーズに合わせて柔軟にプログラムを提供します。

コース例

• 半日コース（4時間）：クリティカルシンキングの基礎を学び、簡単なケース問題に取り組む
• 1日コース（7時間）：MECEやフレームワークの使い方を学び、仮説検証のプロセスを深堀り
• 複数日コース（4時間×2日間 or 3時間×3日間）：ケーススタディを通じてクリティカルシンキングを実践し、現場で使えるスキルを習得

学習内容