アイデアは、未来からやってくる
──「こうなったらいいのに」を、現実に変える方法

はじめに|未来への問いから、事業は始まる
- 「この働き方のままで、10年後も大丈夫だろうか」
- 「自分の子どもたちは、どんな社会を生きるのだろう」
- 「この技術、もっと誰かの役に立てる気がする」
そんな、ふとした違和感や小さな願いこそが、私たちAll Bridgeが支援する新規事業の原点です。All Bridgeでは、新しい事業を構想する際に、「今から考える」のではなく、“未来から逆算する”という視点を大切にしています。
それは、未来に対して“こうありたい”という意志を持つことで、事業が単なる売上目標ではなく、人と社会の可能性を広げる手段へと変わっていくからです。
「未来起点のアイデア」とは?
未来起点とは、“こうありたい世界”を起点に構想する考え方です。
社会全体を見据えたビジョンでも、身近な誰かの暮らしを豊かにする願いでも構いません。
たとえば──
- すべての人が、やりがいを感じて働ける社会を実現したい
- 介護の時間を、感謝が循環する時間に変えたい
- 子どもが自由に学べる環境を、家庭の経済状況にかかわらず届けたい
この「願い」こそが、今やるべきことに意味を与え、周囲の共感を集め、実行の原動力となります。
未来からの逆算ステップ|アイデアを“動かせる企画”へ
STEP 1|描く

まず、自分たちが信じたい未来、実現したい社会を制約を外して描きます。
「こんなこと現実的じゃない」「予算的に難しい」といった思考はいったん脇に置きましょう。
大切なのは、“本音の願い”から出発することです。その未来が、自社の存在意義やミッションとどう重なるかも合わせて確認します。
STEP 2|逆算する

次に、描いた未来に至るまでの道筋を逆にたどります。
- その未来が実現されているとき、社会はどう変わっているか?
- その変化を生むために、どんな仕組み・技術・協働が必要か?
- 現在とのギャップをどう埋めるか?
ここで生まれるのは、「今の延長線」にはない、非連続な価値です。
STEP 3|動く

最後に、未来を語るだけで終わらせず、「今できること」に落とし込みます。
- 社内の仲間に未来像を話してみる
- 1人の顧客にヒアリングしてみる
- 仮のプロトタイプをつくって試してみる
小さな行動でも、一歩を踏み出した瞬間に、未来は現実とつながり始めます。
よくある落とし穴|「構想」で終わってしまう
未来を描くことは刺激的ですが、それだけでは現場は動きません。私たちはよく、以下のような“現実の壁”に直面する場面を見てきました。
- 「それ、誰に響くのかまだ分からないよね」
- 「今のリソースで本当に動けるの?」
- 「結局、それって何の課題を解決するんだっけ?」
だからこそ、All Bridgeでは未来像を描いたあとに、以下のような問いを必ず立てます。
- その未来を体現する“最初のユーザー”は誰か?
- 仮に1週間だけ動くとしたら、何を検証するか?
- 今あるリソースでどこまで実現可能か?
- 社内で一番共感してくれそうな仲間は誰か?

構想を“動き出せる企画”に変えること。それが私たちの伴走の役割です。
まとめ|未来は“今”の選択から始まる
未来は、遠くの誰かがつくるものではありません。あなた自身の問いと行動が、誰かの未来を形づくっていく。
All Bridgeは、企業の皆さまと共に、「こうなったらいいのに」という想いを出発点に、「今できる一歩」を具体化し、その先にある事業を丁寧に育てていきます。
未来を信じることから、次の事業は始まります。ご関心のある方は、ぜひ一度お声がけください。